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11 | 11 | 11 | 日本インテリア学会23回大会(広島) | |||||||||
大会実施記録 | ||||||||||||
大会当日の実施要綱パンフレットを再録しています。 1.開催日時 2.大会会場 3.理事会 4.スケジュール 5.見学会 6.特別講演 7.懇親会 8.大会参加費 |
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ごあいさつ | ||||||||||||
この度は、全国より多くの会員の皆様をお迎えして、第23回大会を、中国・四国支部で担当させて頂き、東広島市で開催できますことを、有難く、光栄に存じます。当支部での大会は、平成6年11月に広島市内で開催した、第6回大会以来であり、実に17年振りの開催と云うことになります。 東広島市や広島市等々を擁する広島県は、海・山の豊富な自然に恵まれ、農業・漁業も盛んであり、また、厳島神社(廿日市市)、原爆ドーム(広島市)という2つの世界遺産を有し、特徴ある気候・風土、そこに育まれた豊かな地域文化、多くの名所・旧跡、等々を保有しております。 この度の大会の特別講演会のテーマは、「都市のインテリアは存在するか」と題し、高橋鷹志名誉会長に、ご講演頂くことを企画致しました。この「都市のインテリア」とは、等身大の縮尺で検討される街づくりの課題の意と、ここでは捉えております。また、こうした「都市のインテリア」を考える上で、絶好の素材の一つと云える、細街路の多い街“尾道”を取上げ、見学会「坂の街 尾道空き家再生」を企画致しました。 これらのことを通して、今後のインテリアの一つの領域に関する、考えるヒントや、取り組むべき方向・課題、等々を共有できるものと考えております。 研究発表を含めて、二日に亘る諸行事を通じて、まさに有意義な大会になりますことを、実行委員一同、強く願っております。 なお、今大会の開催に際して、会場をご提供・ご支援頂いた、近畿大学工学部の皆様に、心より御礼申し上げる次第です。 |
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日本インテリア学会 第23回大会実行委員会 大会委員長 森保洋之(広島工業大学 教授) |
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第23回大会(広島) 実行委員 | ||||||||||||
大会委員長 | 森保洋之 (広島工業大学) | |||||||||||
実行委員長 | 大森豊裕 (近畿大学) | |||||||||||
副実行委員長 | 金堀一郎 (安田女子大学) 平田圭子 (広島工業大学) |
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実行委員 | 石垣 文 (広島大学) 灰山彰好 (studio HAIYAMA) 日高卓三 (Hidaka Design) 松尾兆郎 (穴吹デザイン専門学校) 松田博幸 (近畿大学) 村井裕樹 (広島工業大学) |
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学生実行委員 | 木村実香 (広島工業大学) 津田英明 (近畿大学) 福岡 涼 (近畿大学) 向井智之 (広島工業大学) (五十音順) |
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< 協賛:社団法人 インテリア産業協会 > | ||||||||||||
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第23回大会(広島)の日程と内容 | ||||||||||||
1.開催日時 | 平成23年10月22日(土)、23日(日) | |||||||||||
2.大会会場 | 近畿大学工学部 広島県東広島市高屋うめの辺1番 | |||||||||||
3.理事会 | 日時: 10月23(日)12:00〜13:00 | |||||||||||
場所: 近畿大学工学部 A館 2F 会議室 | ||||||||||||
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4.スケジュール | ||||||||||||
■10月22日(土) | ||||||||||||
見学会 「尾道<坂の街>空き家再生」 | ||||||||||||
受付時間 | 10:30 JR広島駅→11:40 広島空港 → 12:40 JR尾道駅 | |||||||||||
見学場所 | 尾道<坂の街>空き家再生 | |||||||||||
北村用品店、三軒家アパートメント、尾道ガウディハウス、光明寺會舘、帆雨亭 | ||||||||||||
所要時間 | 13:00〜16:00(専用バス及び徒歩移動) | |||||||||||
懇親会 | ||||||||||||
会場 | ブッフェレストラン「フォーシーズン」 広島文化交流会館[旧広島厚生年金会館]内) 広島市中区加古町3−3 |
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所要時間 | 18:00〜20:00 | |||||||||||
■10月23日(日) | ||||||||||||
大会会場 | 近畿大学工部( メディアセンター / A館 / B館 / C館 ) | |||||||||||
開場 | 8:30 | |||||||||||
受付開始 | メディアセンター 1F ホール | 9:30〜09:30 | ||||||||||
開会式 | メディアセンター 1F H120 | 9:30〜10:00 | ||||||||||
論文発表 | C館 1F C111 | 10:00〜11:36 | ||||||||||
C114 | 10:00〜11:24 | |||||||||||
2F C211 | 10:00〜11:48 | |||||||||||
C214 | 10:00〜12:00 | |||||||||||
理事会 | A館 2F 会議室 | 12:00〜13:00 | ||||||||||
昼食 | B館 1F 食堂 | 12:00〜13:00 | ||||||||||
特別講演 | メディアセンター 1F H120 | 13:00〜14:30 | ||||||||||
論文発表 | C館 1F C111 | 14:30〜15:06 | ||||||||||
C114 | 14:30〜15:42 | |||||||||||
2F C211 | 14:30〜15:30 | |||||||||||
C214 | ||||||||||||
パネル発表 | B館 1F 食堂ラウンジ | 14:30〜14:54 | ||||||||||
閉会式・第18回卒業作品展受賞発表 | ||||||||||||
メディアセンター 1F H120 | 16:00〜16:30 | |||||||||||
第17回卒業作品展 | ||||||||||||
メディアセンター 1F H120 | 16:00〜16:30 | |||||||||||
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5 5.見学会 |
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千光寺公園の眼下に尾道水道を望む特徴ある地形をもつ尾道は、中世の仏教寺院建立から海運商都の繁栄を経て、鉄道開通の代替地として「坂の街」となります。更に空前の造船景気により借家需要が生じたものの、重厚長大産業の衰退と共に繁栄は終わります。海岸沿いには独自の社会を形成してきた漁師町もあります。山の手が海に迫る地形に成長してきたこの街は、主役が時代と共に入れ替わりながら、空き家再生による新たな街づくりを始めています。そこには、都市のインテリアすなわち等身大の街づくりとしての尾道があります。訪れる場所では、その活気が見て取れることでしょう。 |
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■テーマ | 「尾道<坂の街>空き家再生」 | |||||||||||
■日 時 | 平成23年10月22日(土)13:00〜16:00 | |||||||||||
■集合場所 | @JR広島駅新幹線口 A広島空港1Fバス乗り場 BJR尾道駅南口 | |||||||||||
■定員 | 40名 | |||||||||||
■スケジュール | 10:30 JR広島駅出発 >> 11:40 広島空港出発 >> 12:40 JR尾道駅到着 | |||||||||||
受付 | 12:40 | JR尾道駅南口 | ||||||||||
出発時刻 | 13:00 | |||||||||||
徒歩で移動 | ||||||||||||
▼北村洋品店、三軒家アパートメント、尾道ガウディハウス(内部見学) | ||||||||||||
(見学時間約1時間15分) | ||||||||||||
▼光明寺會舘【豊田雅子氏講演会】(講演時間約30分) | ||||||||||||
徒歩で移動 | ||||||||||||
到着時刻 | 15:10 | |||||||||||
▼帆雨亭(茶園見学) (見学時間約20分) | ||||||||||||
徒歩で移動 ※千光寺、梟の館ほか(自由見学) | ||||||||||||
出発時刻 | 16:00 | 長江口(ながえぐち)駐車場 | ||||||||||
バスで移動 | ||||||||||||
到着時刻 | 17:30 | フォーシーズン【懇親会会場】 | ||||||||||
▼北村洋品店 | ||||||||||||
尾道空き家再生プロジェクトが子づれママのためのサロンとして再生させた建物です。木造2階建、昭和33年築。 | ||||||||||||
▼三軒家(さんげんや)アパートメント | ||||||||||||
尾道空き家再生プロジェクトによる三軒家町の昭和初期のアパートです。木造2階建、2棟、共同玄関・便所・炊事場。 | ||||||||||||
▼尾道ガウディハウス(通称) | ||||||||||||
旧和泉家別邸。昭和8年築の洋館付き和風住宅木造2階建(一部地下室あり)。地形に合わせた複雑な形状と南京下見板張りの力強い外観が特徴です。ドイツ壁と上げ下げ窓の擬洋風のデザインと、和風住宅の伝統を併置させた建築で、尾道空き家再生プロジェクト拠点の一つです。 ※NPO法人尾道空き家再生プロジェクト(代表豊田雅子氏・・・見学会講演者) |
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▼光明寺(こうみょうじ)會舘 | ||||||||||||
尾道空き家再生プロジェクトが協力し、AIR Onomichi実行委員会が再生させたアートの拠点です。 | ||||||||||||
▼帆雨亭(はんうてい) | ||||||||||||
島居幸雄氏別邸(しまずいゆきお)茶園。木造2階建、江戸期に築造され、その後明治初期改修か詳細は不明です。1階:土間に囲炉裏を設けたつくりで、元あった床を撤去改修。2階:船底天井の特徴的な構造、屋根は杉皮葺きです。 | ||||||||||||
尾道全景 ガウディハウス 光明寺會 帆雨亭 | ||||||||||||
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6 6.特別講演 |
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■日 時 | 2011年10月23日(日)13:00〜14:30 | |||||||||||
■場 所 | 近畿大学工学部メディアセンター1F H120室 | |||||||||||
■テー マ | 「都市のインテリアは存在するか」 | |||||||||||
スライドと講演 | ||||||||||||
■講 師 | 高橋鷹志(日本インテリア学会 名誉会長) | |||||||||||
講演主旨 | ||||||||||||
インテリア学の対象領域は一般に室内に限定されているけれども、近来の居住環境の閉塞感を打破する意味で、本来は都市環境にこそ適応されるべきあるとの指摘がある。ここでいう都市のインテリアとは、等身大の縮尺で検討される街づくりの課題−との意である。幸い広島県には、このテーマに格好の題材といえる尾道がある。尾道には車が通ることができない細街路で構成された街区が今なお息づいており、観光客、見学者が散策を楽しんでいる。中国四国支部が作成したスライド映像によって尾道的街づくりのイメージを共有した後に、高橋鷹志学会長によるこれからのインテリア学を展望するレクチャーをお願いする。
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尾道<坂の街>街づくりの特徴 | ||||||||||||
歴史地理学の知見を借りると、尾道史には三つのエポックがあったという。先ず中世期、県北の高野山荘園から米穀を積み出す倉敷地として尾道は歴史に登場し、今も市街地の景観軸を構成する真言宗浄土寺、同西国寺、同千光寺(西国寺の末寺)の三山を残した。続いて近世期、天然の良港を有す海運商都として発展し、山陽道に沿って市街地が形成された。千光寺山斜面には名家豪商の寄進による寺社が競って建設され、今もなお寺町特有の情緒を醸している。ともかくこの時、斜面は一部特権者のみに利用が許された聖地であった。
今日の坂の街は、明治期近代に至って、鉄道と国道の建設に伴う立ち退き代替地として、千光寺山斜面が当てられた事跡に由来する。山手のハイカラ住宅、茶園と呼ぶ和風別荘が、当時の盛況を偲ばせている。桜の名所で知られる千光寺公園と参道の石段は、観光寺路線に目覚めた千光寺の(つまりは西国寺の)主導によって建設されたとの故事は面白い。日清日露戦争、第一次大戦後の日本経済の活況は歴史が示すとおりであり、県下第一の港湾都市であった尾道の商業発展は特に目覚ましく、後にレトロモダンとの評判をとる近代建築の名品を数多く残した。 さて以上は、誇り高き尾道の面目を守るための前置きである。ここで取り上げる<空き家再生プロジェクト>と呼ばれる街づくりの対象物件の多くは、戦後、対岸向島町の造船ブームを下支えした結果として、超過密住宅都市となった坂の街の残照である。家賃の安いアトリエを求めて集ったアーティストのインスピレーションを得て、往年の、とは別種の活気を取り戻しつつある。 ところでなぜ尾道か。今日は日本中が空き家だらけ、そして尾道の空き家への取り組みは、インテリアがこれから取り組むべき学術・技術の先進的事例ではないか、と考えるからである。 |
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(大会事務局) | ||||||||||||
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7 7.懇親会 |
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■日 時 | 10月23日(土)18:00〜20:00 | |||||||||||
■場 所 | ブッフェレストラン「フォーシーズン」 *立食パーティ | |||||||||||
広島文化交流会館[旧 広島厚生年金会館]内 | ||||||||||||
広島市中区加古町3-3 082-243-8491 | ||||||||||||
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8 8.大会参加費 |
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大会参加費 | 正会員 | 2,000円 | ||||||||||
準会員 | 1,000円 | |||||||||||
賛助会員 | 会費一口につき1名分無料(その他は正会員に準じます) | |||||||||||
会員以外 | 2,000円 | |||||||||||
研究発表費 | 会員 | 無料 | ||||||||||
会員以外 | 3,000円(共同研究者登録のみ) | |||||||||||
梗概集 | 会員 | 1名につき1冊を無料配布 | ||||||||||
会員外 | 2,000円 | |||||||||||
懇親会参加費 | 会員・会員以外共 | 6,000円 | ||||||||||
学生 | 3,000円 | |||||||||||
見学会参加費 | 会員・会員以外共 | 3,000円(定員45名) | ||||||||||
お弁当費 | 1,000円 | |||||||||||
以下略 | ||||||||||||
(当日発表の研究論文タイトルについては項目を改めて掲載しています) | ||||||||||||
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